エンジニアにも英語力って必要なのかなあ?
本記事ではエンジニアに英語力が必要なのか現役メガベンチャーエンジニアの僕がお答えいたします。
結論、エンジニアにも英語力は必要です。
理由は以下の4つの理由からです。
- 公式ドキュメントは英語で書かれている
- グローバルなチームでのコミュニケーションに必要
- 外資系IT企業に挑戦できる
- 最新技術の情報にアクセスしやすい
それぞれ詳しくは本編で解説します。
この記事を読めば「どんな時に英語を使うか」、「実際に英語を現場で使った体験談」を知ることができ、英語学習のモチベーションアップにつながると思います。是非最後まで読んでみてください。
- エンジニアの人で英語を勉強するべきか迷っている
- エンジニアはどんな時に英語が必要になるか知りたい
- 実際に英語を現場で使っている人の体験談を知りたい
英語力がエンジニアにとって必要な理由
1. 技術ドキュメントは英語で書かれていることが多い
例えば「nginx 公式ドキュメント」でGoogle検索してみましょう。
検索結果の一番上に出てくるのは次のような英語で書かれた情報になります。
https://nginx.org/en/docs/
ほとんどのIT技術の一次情報は英語だと考えてください。
Qiitaなどで日本語で調べることもできるのですが、厳密な公式の一次情報が知りたいという場合は英語の公式ドキュメントに頼る必要があります。
日本語で公式ドキュメントが用意されている場合もあるのですが、訳が不自然で英語で読んだ方が読みやすいことが多いです。
公式ドキュメントは英語しかなかったり日本語バージョンが読みにくいことが多い
エンジニアが何か問題に直面した時にアクセスするstack overflowというサイトがあります。
問題を解決したいときにググるとstack overflowが上位の検索結果に出てくることが多いのですが90%以上の確率で英語で会話されています。
英語が読めるかどうかで必要な情報にアクセスするための時間が大きく変わってきます。
2. グローバルなチームでのコミュニケーションに必要
日本国内でもグローバル化を進めているIT企業が増えており、外国籍の優秀なエンジニアと一緒に働く機会が増えています。
外国籍の方と一緒に働く場合、「チャット」、「対面」で英語を通じたコミュニケーションが必要です。
「スピーキング」、「リーディング」、「リスニング」、「ライティング」の4技能全てが必要になります。
外国籍のエンジニアが多く在籍しているグローバルなチームが増えていることを考えるとキャリアの可能性を広げるために英語は重要だと言えます。
3. 外資系IT企業への挑戦できる
英語のスキルがあることで外資系のIT企業に挑戦することができます。具体的にはGAFAなどの巨大IT企業などです。
GAFAなどの外資系IT企業はエンジニアとして働いていれば誰しもが夢見る企業群ですが、英語ができれば就活や転職活動で挑戦権を得ることができます。
もしGAFAなど外資IT企業に入れれば年収1000万円なんていうのは簡単に達成できるでしょう。
エンジニアとしてのキャリアを最大限に活用するためにも英語は使えた方が良いです。
4. 最新技術の情報にアクセスしやすい
公式ドキュメントは英語で書かれているという話をしましたが、これは公式ドキュメントに限った話ではありません。
最新技術に関する記事も英語の方が多いです。
日本語の記事が全くないというわけではないのですが記事の量が違います。
例えば、ブロックチェーンのプログラミングについて調べるケースを考えてみましょう。
「ブロックチェーン プログラミング」 | 「blockchain programming」 | |
検索ヒット数 | 210万件 | 2億3千万件 |
表を見て分かる通り、英語で検索した方が検索ヒット数が多いのは明らかです。
記事数が多いということは検索で上位表示される記事はより洗練されていると言えます。
英語を使うことができれば最新技術であってもより多くの情報からより洗練された自分に必要な情報を得ることができます。
おすすめの英語学習の方法
実際にグローバルな環境でエンジニアで働いている僕が考えるおすすめの勉強を紹介します。
読む聞く力はTOEICの勉強で十分
TOEICで800以上取得できるくらいのレベルがあれば問題なく業務を進められます。
まだTOEICのスコアが足りないという人は以下のやり方でリーディング、リスニングの能力を鍛えてみてください。
- 金のフレーズで単語を覚える
- 「TOEIC L&R テスト 文法問題 でる1000問」を5周して文法の基礎を身につける
- abceedを使って空き時間に「でる1000」の文章をひたすら聞く
(シャドーイングできるくらいまで) - 公式問題集を全て解く
この方法でスコア800まではいけると思います。
TOEICのスコアがあれば自分はそこそこ英語できるんだと自信になります。
是非エンジニアで英語の自信をつけたいという方は試してみてください。
スピーキングはオンライン英会話で実践
難しいのがスピーキングの能力を上げることですが、これは英語を話す機会を増やすしかありません。
一番便利なのがオンライン英会話です。
オンライン英会話を使えば家にいても各国の外国の方と英語で話すことができます。
僕自身も働き始める前にオンライン英会話を使ってスピーキングの練習をしました。
講師の方は気さくで優しい方ばかりなので英会話初心者の方でも気軽に始められると思います。
実際にグローバルな現場で働いた体験談
実際に筆者である僕自信が英語を使うグローバルな現場で働いてみて感じたことを紹介します。
エンジニア特有の専門用語が多く最初は大変
正直、英語で働き始めた時は大変でした。
システムの専門用語が英語でどんどん出てくるのでミーティングの内容を理解するのに大変苦労しました。
ただ、人間というのは慣れるもので毎日ずっと英語で仕事をしているとできるようになります。
今では英語でミーティングの司会もやることができるようになっています。
新卒配属当初は「I can’t understand you」 みたいなことを言われることもありましたが今では良い思い出です。
オープンな雰囲気で楽しい
グローバルな現場で働いているとオープンな雰囲気の中で働くことができます。
日本人と話すときは敬語を使ってかしこまる必要がありますが、英語には敬語のようなものがありません。
皆、オープンでフラットな関係なので一緒に仕事をしていて楽しいと感じられています。
エンジニアが英語を学ぶ際の注意点
エンジニアの本業はプログラミング
忘れてはいけないのはエンジニアの本業はプログラミングです。
技術がある人が英語という付加価値をつけることでエンジニアとしての市場価値をより高めることができます。
逆に言ってしまえば、技術がないのに英語を勉強してもただ英語ができる人になるだけです。
エンジニアとしての市場価値を上げたいのであればプログラミングなどエンジニアとしての技術を身につけることは忘れないようにしましょう。
まとめ:できるエンジニアになるには英語が必要不可欠
本記事ではエンジニアに英語力が必要な理由を紹介しました。
まとめると以下の通りです。
- 公式ドキュメントは英語で書かれている
- グローバルでのチームでのコミュニケーションに必要
- 外資系IT企業に挑戦できる
- 最新技術の情報にアクセスしやすい
結論としてできるエンジニアになりたいなら英語力は必要不可欠です。
自身の市場価値をもっと上げたいという人は英語を勉強してみてはいかがでしょうか?
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