「webエンジニアはきつい」は本当?|現役エンジニアが激務と言われる理由を解説

最近、エンジニア転職という言葉をよく聞くようになり、エンジニアが転職先として人気になっています。

エンジニアの中でも特に人気なのが「Webエンジニア」です。

Webエンジニアと言えば、クリエイティブな仕事でリモートワークも可能で自由な働き方ができるというのが魅力となっています。

一方でこんな意見も耳にします。

Webエンジニアは激務できつい!

今回は現役メガベンチャーエンジニアの僕がWebエンジニアは本当に激務できついのか解説いたします。

結論から言うと「Webエンジニアは向かない人にはきつい」と思います。

本記事では「激務と言われる理由」と「Webエンジニアに合う人、合わない人の特徴」を以下のような順番で紹介していきます。

  • Webエンジニアが「きつい」、「激務」と言われる理由
  • Webエンジニアに向いてる人、向かない人
  • Webエンジニアをやっていて良かったと感じる瞬間
本記事を読んでほしい人
  • Webエンジニアが「きつい」、「激務」と言われる理由が知りたい
  • Webエンジニアへの転職を考えていて向いているか知りたい
  • 実際にWebエンジニアとして働いている人の正直な意見が聞きたい
目次

Webエンジニアが「きつい」、「激務」と言われる理由10選

1. プロジェクトの締切に追われることが多い

プロジェクトは多くのステークホルダーが絡んでいるものなので一度決まった締切はなかなか変えることができません。

締め切り直前に仕様変更など変更があった場合でも締切が変わらないなんていうことも多いです。

このような場合、自分が原因でなくても最終的にはエンジニアが巻き取り、時には残業をして締切に間に合わせる必要があります。

締め切りに追われるのがきついという人にとってはwebエンジニアの仕事はきついと感じるかもしれません。

2. 泥臭い仕事も多い

Webエンジニアの仕事と切っても切り離せないのがバグです。

Web開発をやっていれば、絶対に何かしらのバグが発生します。

原因が明白なバグであれば簡単に解決できるのですが、時々、再現方法もわからないようなバグが発生することもあります

その場合、ログを1つ1つたどっていってどのようにすればバグを再現できるか泥臭く作業していく必要があります

Webエンジニアの仕事はクリエイティブでスマートに仕事をするイメージがあるので、このような泥臭い仕事でギャップを感じてしまうことがあるかもしれません。

3. 休みの日でもトラブル対応しなければならない

WEBサービスは土日も休みなく稼働し続けています。

もしシステム障害があった場合は土日関係なく、ユーザー影響も少しでも減らすために早急に対応する必要があります。

休日に出かけていたりしてもアラートが鳴ったら帰って対応しなければならないこともあったりするので、きついと感じる人はいるかもしれません。

4. 技術の移り変わりが速く常に勉強が求められる

WEB関連のフレームワークの移り変わりはとにかく速いです。

せっかく新しい技術を勉強しても、数年後にはその技術が古いものになってしまうなんてことがザラにあります。

WEBエンジニアは常に最新の技術を追い続けなければならないという大変さがあると思います。

5. 深夜作業が多い

システムアップデートなどでメンテナンスを定期的に行うのですが、基本深夜に行うことが多いです。

理由は深夜がユーザーの少ない時間帯だからです。

WEBエンジニアもこの深夜作業に参加することが多いので日中働いて夜は一切働きたくないという人には少しきついかもしれません。

6. 損害を出さないかプレッシャーが大きい

自身の書いたコードや実行したコマンドがダイレクトにユーザーに影響します。

基本何かのリリースの前にはテストを行いますが、それでもバグが起きてしまうことはあります。

もしサービスを止めてしまった場合、何百万という損失が発生する場合もあります。

プレッシャーに弱い人だと心配になってしまいメンタル的にきつい時があるかもしれません。

7. 学習するべき技術が多岐にわたる

webエンジニアは勉強しなければならない領域がとにかく多いです。

プログラミング言語以外にも以下のように多くのことを学ぶ必要があります。

  • Docker、k8sなどの仮想化技術
  • 通信、ネットワーク関連
  • JenkinsなどCICD関連
  • セキュリティ関連

勉強しても勉強しても終わりがないので、学習するべき技術が多いという大変さはあると思います。

8. 複雑なシステム、ビジネスロジックを理解する必要がある

WEBエンジニアとして就職したらまず自分の担当するサービスのシステム構造、ビジネスロジックを理解する必要があります。

会社それぞれでシステムの歴史が異なるため時々不思議な実装をされていることがあります。

大抵の場合、一つ一つの実装に意味があるので、もし不自然な実装を見つけたら経験の長いエンジニアに確認して背景を理解しなければなりません。

このようにWEBエンジニアは他人の作ったコードの意図まで読み取れる必要があるので大変と感じる人もいるかもしれません。

9. 答えのない問題に取り組まなければならない

webエンジニアの仕事は答えのないものが多いです。

例えば、コーディングについて考えてみましょう。

コーディングでは命名規則など基本的なルールを守る必要がありますが、それ以外はエンジニアの自由に書くことができます。

逆に言えば自分でどのように書くか決めなければなりません。

書き方1つでサービスのパフォーマンスが大きく変わるので、何が最適か自分なりの答えを導き出す必要があります。

答えのない問題にそれっぽい答えを作り出さなければならないのでそのような思考が苦手な人にはきついかもしれません。

10. 技術だけでなく、コミュ力も求められる

エンジニアはプログラミングなどのIT技術があれば良いと思っている人が多いですが、実際はコミュ力も大事なスキルになります。

変更箇所、影響範囲を関係者に説明をしたり、エンジニア同士で実装方法を議論したりプログラミングをする時間と同じくらい人と話す時間があります。

エンジニアは技術だけあれば良いと思っている人からするとギャップを感じてきついと思うかもしれません。

Webエンジニアに向いている人の特徴3選

1. 常に技術トレンドに興味を持ち学習できる

WEBエンジニアが扱う技術の移り変わりはとにかく速いです。

もし、勉強を続けることができる人であればトレンドについていくことができ、常に最先端の知識を持っている状態になれます。

最先端の技術を知っている人になれれば技術選定などより上流の重要な仕事にもつながると思います。

技術トレンドに興味をもって学習できる人はWEBエンジニアとして活躍できる確率が高いです。

2. 多くの人に影響を与える仕事をしたい

WEBエンジニアは自分が書いたコードが直接サービスのユーザーに影響します。

自分が作ったものを多くのユーザーに使ってもらえるので、自分の仕事で多くの人に影響を与えたいと考えている人にWEBエンジニアは向いていると思います。

3. 「ものづくり」が好き

WEBエンジニアは自分がプログミングをして一つのWEBサービスを作っていく仕事です。

自分が書いたコードで実際にWEBサービスが動くので何かを作るのが好きという人には楽しい仕事だと思います。

開発中にバグなど大変なこともありますが、バグを修正して自分の期待通りに動いた時の達成感は大きいです。

Webエンジニアに向かない人の特徴3選

1. ルーティンワークが好き

エンジニアは常に答えのない課題に対して最適なアプローチを探していく必要があります。

ルーティンワークが好きで「新しいことがしたくない」、「あまり頭を使わずに仕事をしたい」という人には向いていないです。

2. 新しい技術に対して学習意欲がない

Webエンジニアは「プログラミング」、「ネットワーク」、「CICD」、「セキュリティ」など多くの領域の勉強をする必要があります。

自分の今持っている技術だけで戦いたいと思っていて新しい技術に興味がないということではできる仕事が限られ、エンジニアとして到達できるところに限界があります。

もし、新しい技術に対して学習意欲がない場合はWebエンジニアには向いていないかもしれません。

3. プレッシャーに弱い

WEBエンジニアの仕事はサービスに良くも悪くも大きく影響力をあります。

自分が書いたコードでサイトのパフォーマンスが変わるので、売上にも影響がしてきます。

自身が書いたコードでバグなどを起こしてしまうと損害が出るケースもあり、それがプレッシャーに感じてしまう人もいると思います。

プレッシャーに弱いという人は仕事がストレスになってしまう可能性があるので向かないと思います。

Webエンジニアになって良かった感じる瞬間

大きなプロジェクトのリリースを成功させた時

Webエンジニアとして一番嬉しい瞬間は「自分の書いたコード」が世の中にリリースされた時です。

自分がプロジェクトの中心人物として取り組んでいて、それが何も問題なくリリースできた時はものすごく気持ちがいいです。

エンジニアとしても大きなリリースを成功させることで自信につながります。

ユーザーから良いフィードバックをもらえた時

自分が追加した機能でユーザーがポジティブなフィードバックをしてくれると「自分の仕事が人の役に立っているんだ」という気持ちになり、自己肯定感が上がります。

Webエンジニアは良くも悪くもWEBサービスに大きな影響を与えられます。

自分が作ったものを多くの人に使ってもらえるというのはWEBエンジニアの仕事の魅力だと思います。

まとめ:激務と感じるかはエンジニア適正が重要

本記事ではWebエンジニアが激務できついというのは本当か解説いたしました。

結論、「エンジニア向かない人」には激務と感じるし、「エンジニア向いている人」にとっては楽しくやりがいのある仕事だと思います

ただ、一点覚えておいてほしいのがどうしてもブラック企業のように環境が悪いとエンジニア適性がある人でも適正を生かしきれません。

会社を選ぶ際にその環境は自分に本当に合っているのかというのを事前に確認しておくというのも重要かもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。本記事がWEBエンジニアという仕事の解像度を高めることにつながっていたら嬉しいです。

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